主材は朝鮮槙です。今ネットで調べて判ったのですが、朝鮮槙という名前ですが日本固有の栽培品種だそうです。イヌガヤの変種から作り出された園芸品だそうです。昔、韓国産と誤認されてたことからこの名前が付いたそうなのですが、誤認がら名前がつくって植物的にも不本意でしょうね(笑)朝鮮槙は”ため”が利くので思いっきりカーブをつけることができます。他の流派でダイナミックに美しいカーブを作って生けられたものを見る機会がありますよね。ここでは真副体をバランスよく自然なカーブで描くことを心がけます。また、メリハリを付けるために部分的に葉を取ってしまうのもアリです。枝ぶりや、葉のしげり具合を見ながらためながらバランスの良いところを探します。ポイントに赤いケイトウを使い深い朝鮮槙の緑と深紅のコントラストを楽しみました。また、スターチスを散らしてコントラストを和らげ、華やかさをプラスするのも良いですね。